プッシュ型のインテリジェンスプラットフォーム Metric Insights – Alteryx Inspire 2019 #alteryx19
こんにちは、大場でございます。
現地時間2019年06月10日〜2019年06月14日に米国ナッシュビルで開催されているAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2019」。今回クラスメソッドからは計6人のメンバーが現地参加しています。
今回、Inspire 2019 では SIer やコンサルティング、独自のソフトウェアを提供する企業が約20ほど協賛をしています。 わたしのほうではソフトウェアベンダを中心にブースをいくつか周りつつ、ブースの様子に Web の情報を加えながら紹介をしていきたいと思います。
今回は Metric Insights です。
Metric Insights とは
Metric Insights は 2010 年に設立された会社で、拠点はアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにあります。 各種データベースやBIシステムからのデータをモニタリングしてアラート通知するプラットフォームを提供します。
製品の概要
BI ツールが世の中に浸透して、日々複数のレポートやダッシュボードを利用されている方が多くいらっしゃると思います。このレポートやダッシュボードが多くなるほど特定のKPIを常時モニタリングすることは難しくなり重要なイベントを見逃してしまう、ということはないでしょうか。そのような課題を解決するのが Metric Insights です。
専用のポータル
データベースやBIツールを含む複数のデータソースのメトリクスを、専用のポータルに統合できます。メトリクスにはお気に入り設定ができるので、個々のユーザが個別のダッシュボードを作ることができます。
個別ユーザ向けの通知
各ユーザに関連したデータの重要な変化についてサマライズしてユーザーに送信します。ユーザーが必要なときに必要な情報を確実に入手できるように、複数のデータソースやツールのコンテンツを任意のスケジュールで配信できます。
個別ユーザ向けの通知
独自のルール、あるいは自動プロファイルを用いたしきい値を設定してアラート通知ができます。アラートはEメール、SMS、モバイルアプリを介してユーザーに通知したり、他のシステムへのAPI連携ができます。
紹介動画
デモ動画がありましたのではっておきます。
システム構成
サーバ環境にインストールします。オンプレミスでも AWS などのクラウドいづれも対応しています。各種データソースに対しては JDBC あるいは専用のプラグインを使ってつなぎに行きます。Tableau や PowerBI、Qlik Sense などの代表的な BI に対してははじめからプラグインが用意されています。
まとめ
日常的な業務においてモニタリングする指標がきまっているケースでとても有用だと思いました。データベースはもちろん、BI ツールもデータソースとして連携できるので、エンタープライズのように複数データベース/複数ツールで運用されているケースでも役に立てるのではないでしょうか。アラート型の運用に興味がある方はぜひチェックしてもらえればと思います!
こちらからは以上です。